当社団では、2023年4月1日より、京葉臨海コンビナート人材育成講座(中核人材育成事業)を、全面的に引継ぎ、新たに「京葉人材育成講座」として実施運営していくこととなっておりますが、先日、2023年3月7日、千葉県産業振興センター理事長室において、事業譲渡式が執り行われ、当社団への事業譲渡の契約が締結いたしました。

左:京葉人材育成会 中村会長
右:千葉県産業振興センター 中村理事長
左より、木原専務理事、大友専務理事、中村会長、中村理事長、入江副理事長、鈴木理事

中村会長の挨拶は以下となります。

 2005年、経済産業省は「産業連携製造中核人材育成事業」を募集し、化学コンビナートでは、岡山県の山陽技術振興会による「コンビナート製造現場中核人材(高度運転・安全関連)育成事業」と、千葉県産業振興センターによる「京葉臨海コンビナートの安全管理の確立とオペレーターの早期育成を図る中核人材育成事業」の2件が採択されました。
 山陽技術振興会はクラレの大原總一郎氏によって設立された企業連合組織ですが、当時、京葉コンビナートにはそのような企業連合組織がなく、千葉県産業振興センターが受託し、2008年に京葉臨海コンビナート人材育成講座が立ち上がりました。
 2021年12月7日に、出光興産、住友化学、丸善石油化学、三井化学の4社を中核とする企業連合組織「京葉人材育成会」が立ち上がり、京葉臨海コンビナート人材育成教育を千葉県産業振興センターから引き継ぐことになりました。
 これまで人材育成講座を育てていただいた千葉県産業振興センターの皆様には、厚く御礼を申し上げます。
 京葉人材育成会、会長としての決意を申し上げます。
・一つは、教育事業に取り組む以上、継続していく責任があります。コンビナート各社の要望を取り入れてさらに発展させていきます。
・二つは、石油・化学産業は、カーボンニュートラルなどの社会環境の変化を受けて大きな変革期に来ております。各事業所と地方自治体とをつなぐプラットホームの役目を果たすことも重要な役割と考えております。
 京葉コンビナートは日本一のコンビナートです。今、スタート台に立ったところですが、
夢は日本のコンビナート全体の人材育成教育をリードする存在になりたいと考えております。
 千葉県産業振興センターには引き続いてのご指導ご支援をお願いいたします。
 本日は誠に有難うございました。


2023年3月7日

一般社団法人京葉人材育成会 会長 中村昌允