NS2 技術者倫理 1/2/3

日数半日×3パート ※開催時間 13:30~16:30
※3パート受講で完結、1日ずつの受講申込も可能です。
講座日程(1)NS2_1-1 2025年5月9日(金)  パート1 ⇒終了しました
(2)NS2_1-2 2025年5月30日(金) パート2
(3)NS2_1-3 2025年6月6日(金)  パート3
開催形式on-line開催 ※web会議システム(Teams)
科目の特徴技術者倫理について実際に起こった事例を紹介しながら、
様々な視点から講師と受講者で一緒に考えていく。
科目構成<第1日>
技術者倫理とは何か 
 (1)技術者の社会的責任と倫理が問われた背景
 (2)技術者のジレンマ
 (3)技術者の説明責任:化学物質の安全性
<第2日>
1.技術者と経営者  
  技術者の提案は、それが実用化されて、はじめて評価の対象になる。
  具体的な事例からどうすれば技術者の提案が経営に採用されるか考える。
   ~チャレンジャー号の爆発とシティコープビルの強度補強~
2.企業不祥事と技術者の責任
  企業不祥事の事例を紹介し、あなたが当事者であったら、
  「どう判断し、行動するか」を考える。
<第3日>
技術者の責任~福島原発事故から何を学ぶか~
(1)日本社会は「安全はリスクのないこと」と考えているが、
   「ISO/IECガイド51」は「許容できないリスクのないこと」を安全と定義し、
   ALARPの原則に則った考え方を採用している。
   日本社会が、これからのグローバル競争に生き残るには、
   「リスクゼロ」思考から、「リスクベースの考え方」に移行することが
   求められる。
(2)福島原発事故は、日本のリスクアセスメント、リスクマネジメントに対する
   大きな教訓がある。
畑村洋太郎政府事故調委員長は、「日本は小さな事故を起こさないためには
神経を集中してきたが、いったん事故が起こった後のことには、
   十分考えてこなかった。」と総括している。
(3)吉田昌郎福島第一原発所長の判断と行動から、技術者の責任について考える。
  1)吉田所長は、自ら15.7mの津波を試算したが、防潮堤を建設できなかった。
  2)爆発発生の緊急時に、現地に踏みとどまるか、現地から退避するか。
   これらの問題に、自分が当事者であったならばどう判断・行動するかを
考えてみる。
(4)石油・化学産業は大きな転換期にあり、グローバル競争での生き残りが
   課題である。
   技術者は、「新たな技術を安全に製造可能にすること」が使命である。
対象者生産技術系スタッフ、管理者層、(工場、会社)安全教育担当
講師中村昌允(京葉人材育成会 代表理事・会長)
定員10名
受講料全3パート受講 77,550円/名 税込
1パート受講 25,850円/名 税込
2パート受講 51,700円/名 税込 
申込受付はこちら 申込書はこちら   講座紹介に戻る⤴